3.レッスン

レッスン:最初は、シートを定位置で乗り込もうとしたために、硬直した麻痺足がドアにつっかえて乗れませんでした。シート高もぎりぎりで空をあおぎました。待てよ…

レッスン00
 初期の個人レッスン(ポジション確保)

娘が妻の通院時運転、同乗して待機時間に運転ポジションのレッスン
 その1;シートを後方にずらし、座る練習→ドアに手が届かず、閉まらない。
 その2;シートを運転位置まで寄せる→自分の座った重みで動かない。
 その3;改造ペダルをセットする→車内で下ろせない。外部で位置を覗けない。
 その4;エンジンをかける→イグニッションキーが届かない。
 その5;ミラーリモコンで位置を決める;届かない。
 その6;シートベルトの装着;シート後方で届かない。
 その7;暗くなるとライトをつける;届かない。
 その8;ブレーキペダルの位置が操作位置;固定のため左足の操作位置をとれない。
★あきらめに近い装備不足の一時中断…2012/08/13報告後約2ヶ月

レッスン01
 スタート前の反復練習「2.実装品」参照
 (娘と共有の為、改造ペダル類の設定から練習報告です。単独使用などであれば不要箇所ですが、緊急時、通常操作にもどすことでヘルプ運転者に依頼出来ます)

01.ドアを開け、シートを後方へ移動(座席の下のレバー)
02.写Aの車ステップに座ります。(麻痺足の屈伸練習で可、イスがあれば尚可)
03.左手を使い、改装ペダルを手前に降ろし右アクセルにカバー金具を取り付ける(差し込む穴の位置やピン差込位置は手探りで装着練習可。ピンは車の構造物にあたり、針金で対応可。このピンは硬直麻痺足接触でカバーが簡単にはずれるため、必ず装着)

乗車(反復練習で使われていない筋力の運動につながり、苦にならなくなる)

04.ドアから手作りベルトをハンドルにつなぐ。
05.サイドペダルブレーキ、ギアがDの位置にあるか目視確認し、キーでエンジンをかける(インジケータ目視をエンジンスタート前の位置でも確認) 06.後ろ向きで頭に気をつけてシートに着席(麻痺足を利き腕で持ち上げる))
07.4のベルトを引っ張り、ドアをしめる。
08.シートから腰を浮かせ、座席の下のレバーを引き上げながら運転定位置で放す(反動で飛び上がりすばやく腰が浮いてる間に、シートを移動可)
09.シートが前方に出たので、ミラー位置、ライト点灯など調節。
10.カーナビ、ドライブレコーダ(キーイン同期)などセット確認。

↑反復練習ポイント(体調、興奮により舞い上がっていないかなど自己観察要) 前後車移動操作(↑実際に移動させる前にイメージ確認で終了)

11.人がいなか周りを確認(実際と同じ)
12.ギアP位置確認、サイドブレーキペダル解除→主ブレーキペダル踏む。
13.ギアD移動→回転ハンドルを握る→主ブレーキペダル緩める(少し前に出たら停車)
14.ギアR移動→回転ハンドルを握る→主ブレーキペダル緩める(後方確認して車庫入れ) ↑反復練習ポイント

レッスン02
 報告コース1(込まない時間で最短の隣接大型スーパー駐車場までの往復)

コース1-1(14.前項追加応用)

15.ギアD移動→回転ハンドルを握る→主ブレーキペダル緩める(動き始めると旋回ハンドルを回し左折))

★クリーク現象で動き出しは、ゆっくりと旋回ハンドルを回して、ハンドルの切れ方を確認することです。ブレーキを踏んでもエンジンは切れることは無いので、ペダルはブレーキを意識していて大丈夫な行程です。
特に、最初で注意がいるはアクセルの力加減が未知数なので、なめるように足を乗せることが大事なポイントです。意外と軽い力で車が飛び出すので、すぐに急ブレーキペダル操作が重要です。アクセルをやさし踏むことで、大半の初動が感じられペダルふみ間違いがふせげます。

コース1-2

16.対向車、車幅確認→スピードを落とす→停車→相手に譲る

★車間が定かでないので、相手に譲ることで自分の目測を確認し、傾向をつかことが接触事故を防ぐことが出来る。特に、障害がどのような傾向を与えているか見極める必要があるからです。法廷速度が示している理由がよくわかります。初心のドライバーでも操作に余裕を与えるものであることを感じます。

コース1-3

17.一般の駐車スペース→真っ直ぐ白線駐車スペース→センター停車→下車確認

★前後左右が開いている駐車場で、センターに思い通り駐車できているか確認します。(左右のミラーで白線、バックミラーの確認。車列で見える他車の参考位置)自分の車を降りて確認することにより傾向をつかむ必要があります。麻痺体の上半身は回転が出来ず、窓越しに車外を覗き込むことが出来にくいためミラーで位置関係を覚える必要があります。

コース1-4

18.(13.14.)一般の駐車スペース練習

★自分の駐車場と一般の駐車スペースは似て非なるものです。特に出てくる車は指示器をほとんど操作せずいきなり出てきます。、片麻痺者は停止ランプを片手で運転している間にすばやく押せない特色があります。自分の動作だけに気をとられては事故につながる厳しさがあるようです。バスなど公共車はマークに反応して車をせき止めてくれます。マークは重要です。ちなみに、ドアをいっぱいに開かないと乗れませんので、障がい者の駐車スペース死活問題をはらんでいます。

19.合流出口、入り口

★比較的待機位置や、右左折時に確認箇所が多いポイントで、各々が余裕の無い場所です。オーバーランが生じやすい、旋回ハンドルの特色を理解するには、最低スピードで操作をすることです。込み合う場所では、事故を未然に防げる可能性は比較になりません。マークを付けている車を優先することで自分の貴重な時間を無駄にしたくない人は多いのです。

バックオーライ♪